2005年06月21日
NetRadio Baton
今度はネットラジオバトンなるものが回ってきました。粛々と回答しようと思います。
1★.コンピュータに入ってるネットラジオファイルの容量
「ネットラジオ」を、おしゃべりの入っている音声コンテンツと定義すると、約4.2GB。ストリーミングで聞けるものはストリーミングで。一期一会。
2★.今(毎回)聞いているネットラジオ
3★.最初に聞いたネットラジオ
確か「Digitally Imported」だったと思う。
4★.よく聞く、または特別な思い入れのある5局
MOK Radio(radio.gs)
JASRACと原盤権者に許諾を取って初めて邦楽が流れたときは感動しましたよ。
ホルモンライダーのラジオ道
最近めっきり更新が少なくなってしまいました。ファンの方もそうでない方も二人を励ますお便りを出してください。お願いします。
牛にゅうびんのふた集め
自分のスタイルで続けることが大事だということがよーくわかるネットラジオ。末永く更新しつづけていただきたいものです。
XX団
好きでしたね。ウクレレのオープニング曲とか。
名前を忘れたどこかのネットラジオ局
「つまらない」と思ったんですよ、正直聞いてみて。でもそこではリスナーさんとパーソナリティさんがとても楽しそうにコミュニケーションを取っていたんです。それを見て、私はどんなネットラジオでも「つまらない」とインターネット上に書かないことに決めました。私以外の誰かのためのネットラジオを「つまらない」と言っても何の意味もないばかりか、むしろ製作者のモチベーションを削ぐだけのものになりかねないからです。
5★.バトンを渡す5名
ネットラジオを聞かない人にバトンを渡してもいかがなものかと思うので、うまのりラジオをお聞きの方で、このバトンを継いでいただける方がいらっしゃったら、よろしくお願いします。もし継いでいただける方がブログをお持ちでしたら、トラックバックしていただけるとありがたいです。また、メールなどで「継いだよー」と知らせていただければ、こちらからリンクを貼ります。
投稿者 manolin : 00:28 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月28日
うまのりラジオ第14回編集後記
通常日曜日更新のうまのりラジオが木曜日までずれこんだのは、編集が大変だったからです。曲の雰囲気が全く違う3曲を32kのモノラルのmp3フォーマットに落とし込むのには苦労しました。低いビットレートのmp3って、すぐ「キンキン」言ってしまうんですよ。やはりpodcastingということでヘッドホンで聞く方もいるでしょうから、耳に負担をかけない程度に大きな音(矛盾気味ですな)で仕上げる技術を身につけなければなあと思いました。
ネットラジオに限らず、音声配信の音の技術的な情報交換とか共有って、他の分野のよりは遅れているのではないかと思っております。「コンプレッサーをかける」など技術的なことについて細かく解説してあるサイトの中で私が知っているのは、「インターネットラジオの作り方ヴギ」くらいです。あと現存するかわからないのですが、以前は「ねとらじ」で放送されていた方同士の情報交換をネットで見かけたりしました。時間に余裕があれば自分のやり方を公開しつつ、いろんな方の意見が聞きたいです。
そして、ラジオでもちょっとしゃべりましたが、曲をかけるのは気を遣います。「そんなことを気にしていては何も出来ない」と思う方もいらっしゃるでしょうが、こちらとしては「悪しき例を残してはこれからポッドキャスティングをはじめる方に申し訳ないなあ」という感じです。クリエイティブコモンズで気になる「改変」の定義ですが、ネットラジオ的に解釈のズレが生じる可能性があるのは、
■曲をBGMとして(トークが主、曲が後ろで小さい音で流れているイメージ)使っていいか
■エンコードレート等を変える(128kを32kに、ステレオをモノラルになど)のは許されるか
■曲を途中で切っていいか(一番の歌詞でフェードアウトとかイントロにしゃべりをかぶせたりとか)
くらいかなと思いました。曲をCCで公開される方は、ついでにこの3点について言及しておいて頂けるとこちらはとてもありがたいのであります。
あと、JASRAC的な解釈だと、「商用」サイトには「アフィリエイトをやっているサイト」も含まれます。このサイトはアマゾンのアソシエイトを利用しています。そうするとこのサイトは「商用」なのでしょうか。個人的には商用、非商用の区別って、確定申告するしないの分かれ目である「年間20万円or38万円以上の収入」というラインで切るのはどうだろうと思っているのですが、いかがなものでしょう。
なぜここにちょっとこだわるかと言うと、例えばSeesaaでポッドキャスティングをやるという場合、あそこはアフィリエイト標準装備(設定で切ることはできますが)なのでちょっと混乱が起きてしまうんじゃないかなということと、アフィリエイトというモチベーションくらい製作者に残しておいてくださいよという気持ち的な問題ですね。マイクを買ったりいろいろお金がかかりますから、ラジオは。
投稿者 manolin : 15:42 | コメント (0) | トラックバック
2005年03月09日
「新しい」ラジオ
アメリカでは衛星ラジオが好調だ。「米国で大流行のサテライト(衛星)ラジオを知ってますか?」に詳しいが、アメリカに住んでいる友人に聞くと、チューナーの価格も手ごろになり、番組も聴きたくなるようなものが出てきたと言っていた。最近衛星ラジオ局大手のXMは料金の値上げを発表したが、それにより株価が上昇したそうだ(衛星ラジオ放送の米XMサテライト、月決め基本料金を値上げ)。投資家も衛星ラジオの将来を有望視しているのだろう。
この新しいラジオへの追い風の一つに、ハワード・スターンが2006年1月からシリウスサテライトで番組を開始することがあげられる。この発表に関してインサイダー取引疑惑が上がる(毒舌ラジオ司会者スターン氏の移籍を巡りインサイダー取引疑惑)ほど株価へ大きく影響したこの有名DJ移籍のインパクトは相当なものだったのだろう。
ハワード・スターンが衛星ラジオで番組を持つことになった背景には、アメリカの放送業界(特に地上波ラジオ業界)の問題があるようだ。FCC(米連邦通信委員会、耳つきドラえもん)による放送表現の規制強化(保守派の台頭でエスカレート? 放送表現の規制強化)や、クリアチャンネルによるラジオ局支配(ジェフ・バールスタインインタビュー)により、地上波ラジオで番組を持てなくなったDJが現れたり、規制のかかった曲が放送されなくなっているケースがある。ハワード・スターンとFCCやクリアチャンネルとのトラブルは「町山智浩アメリカ日記」に詳しい。またラッパーのエミネムは昨年11月にシリウスで自分のラジオチャンネルを開いた(世界初アーティスト個人ラジオ、NY発エミネム局)が、これも彼の過激な歌詞が規制の対象になり、嫌気のさしたエミネムがFCCの規制を受けない衛星ラジオ局に活路を求めたのが原因だ。
衛星ラジオには、音質の良化や、番組中にCMが入らないといった「新しさ」とともに、地上波ラジオの保守化、硬直化に対するオルタナティブというイメージ的な「新しさ」も加わったように思う。Wiredの3月号の特集「THE END OF RADIO」というタイトルにもそんなイメージが込められているように感じる。そして、その流れにポッドキャスティングは実にうまく乗っかったなと思う。この状況の中では、どちらかといえばちょっと退屈なイメージのある公共放送でも、ポッドキャスティングを始めれば注目を浴びる。これまでとは違う価値の再編成が始まっているように見える。
と、ここまで書いて、私がライブドアに期待したのはこの「新しさ」なのかなと思った。ちなみに、日本にも衛星ラジオ「MUSIC BIRD」はあるけれど、あまり話題にならない。今回の買収劇の主役になっても、誰もラジオについては語らない。それはとても寂しい。アメリカと日本の単純比較はできないけれど、何か日本のラジオにも、そういう価値の再編成が起きないものかなと思う。
投稿者 manolin : 14:05 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月15日
インターネットラジオ局radio.gsがオープン
うまのりラジオでも紹介したMOKRadioは、実はradio.gsというインターネットラジオ局の一番組でした。このたびradio.gsのサイトがオープンし、その全貌が明らかになりました。
特筆すべきは許諾を得たレコード会社、レコードレーベルの数。著作隣接権を管理する団体がないため、個別に許諾を得るしか方法が無い中、radio.gsは地道に放送の許諾を取りつづけてきました。その努力には頭が下がります。
従来の放送に加え、19日からは黒沢秀樹、RIDE on BABYの新番組がスタートします。番組の数はこれからさらに増えるとか。楽しいおしゃべりと素晴らしい音楽、そんなネットラジオ番組がどんどん増えていったらどんなに楽しいことだろうと思います。まずは18日の夜24時から、ミュージックマシーンのタクヤさんがパーソナリティのラジオマシーンが放送されます。前回放送ではボ・ガンボスのライブテイク(もちろん許諾済み)が放送されて、私のようなおじさんはものすごくしみました。今回は何をかけてくれるのか楽しみです。みなさんもネットサーフィンのおともにネットラジオ、いかがですか。
投稿者 manolin : 23:45 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月08日
ライブドアがニッポン放送の株式を取得
うまのりラジオの第2回でライブドアねとらじについてしゃべったが、もうちょっと突っ込んだ話がしておきたいと思っていた。そうしたらでかいニュースが飛び込んできて考えていたことが全部吹っ飛んでいってしまった。
ライブドア、ニッポン放送の35%の株式を取得!――筆頭株主に(ASCII24)
今回のライブドアの行動はラジオ局を支配下に収めることだけでなく、様々なことがおまけとして(むしろそちらのほうが主たる狙いなのかもしれない)くっついてくるが、ここでは放送事業と私が問題意識を持っている音楽に絞って話を進めたい。
ラジオとインターネットの融合を考えた時に、ラジオ局と提携するよりは筆頭株主になって融合策を進めた方が圧倒的に速いだろう。ストリーミング技術の発達やブロードバンドの普及によって、インターネット上での「放送」の下地は出来てきたが、放送局側はインターネットを積極的に利用してはこなかった。それを見ていたライブドアが、提携を申し込むよりは買ってしまえと思ったのは理解できる。
今回の出来事は、私個人は単純に面白そうだと思った。しかし今後のことを考えると二つほど引っかかるところがある。一つは「放送」と「通信」だ。たとえば、現在日本の地上波ラジオ局でオンエアされている放送をそのままインターネットラジオとして配信しているところはほとんどない。なぜならインターネットで曲が流せないからだ。日本の著作権法では、大まかに言って放送局が電波に乗せて発信しているのは「放送」、インターネットで配信するのは「通信」として区別されている。そして「放送」では、誰の何の曲をかけても事前に許可を取らず、事後に利用料を払えばいいのに対して、「通信」は曲をかける前にレコード製作者から許可をもらわなければならないとされているのだ。ライブドアは「情報のデジタル化とブロードバンド化により、放送と通信の境界線が無くなる」と打ち出している。それは技術的にはもう正しいというレベルに到達した。しかし、最後に残る法律の壁をどう崩すのだろう。
放送と通信については、つい最近議論がされたばかりである。
Webキャスト放送は“放送機関”か?――文化庁、著作権分科会国際小委員会を開催(IT media)
「2000~3000人のアクセスでパンクするかもしれないWebキャスト放送局と、何十万人、何百万人を相手にする放送局に同じ権利や義務を与えるのはおかしい」「欧州と米国で温度差があるなど、IPマルチキャスト放送の普及度合いはまちまち。“新しい放送スタイル”がこれから育つことを視野に入れた議論を望みたい」といったのんびりとした議論を待てるか、それとも思い切ってレコード会社を買収してしまったりライブドアレコードを立ち上げてミュージシャンをバンバン引き抜くか(それをやったらすごいなあ)、いずれにせよもう一つ二つのビッグサプライズを期待したい。
ただ、音楽が流せなくとも、ニュースもあるし、野球中継や競馬中継など、ライブドアの他の事業と密接に結びつきそうなコンテンツもたくさんあるので、いずれにせよこの融合でラジオとネットラジオが面白いことになっていきそうな予感は十分にある。
もう一つ引っかかることは「コンテンツへの課金がより日常化していく 」というところだ。2005年1月31日の社長日記にこのような記述がある。「これからはブロードキャストの時代ではない、ユーザアカウントを取ってこそなんぼの時代であると思う」。これを読んだ時に意図するところがちょっと理解できなかったが、こうなってみるとなるほどなと思う。例えば人気番組の過去放送をアーカイブ化して売るとか、ペイパービュー番組を制作するとか、色々な可能性があるだろう。
インターネットラジオにおいて日本のはるか先をいくアメリカでも、インターネットラジオでは地上波ラジオのようには広告が集まらないらしい。インターネットラジオではないけれど、最近普及率が伸びているサテライトラジオでは、1ヶ月約10ドルと有料制になっている。そのかわり、CMが一切入らない高音質の番組を提供している。IT mediaの記事では「広告に頼った従来のモデルは必ず崩れる」という堀江社長の発言が載っている。崩れるかどうかはわからないが、広告を集めたりというようなことはスピードを殺してしまうという判断なのだろう。それも間違っているとは思わない。
ただ、単純な希望として、「ラジオはタダ」であってほしいと思っている。全てとは言わない。例えばニュースなどの公共性が高いものに関しては誰でもすぐアクセスできる自由さを無くさないでほしい。そのあたりのバランスをちょうどいいところでまとめてもらいたい。そうすれば株主の皆様以外にも喜ぶ人がたくさんでるでしょう。
本当はライブドアねとらじを見てふとライコスマイブロードキャスターを思い出したので、その話をしようとしたのですが、後日また改めて。
投稿者 manolin : 23:37 | コメント (0) | トラックバック
2005年01月31日
manolinのネットラジオ(仮題)第0回
第0回(mp3:2.79MB:12分11秒)
はじめまして/自分の名前もラジオの名前も決まってません/ポッドキャストが面白そう/ポッドキャストって何/とりあえずやってみよう/リアルタイム導入記の予定/skypeとかも使ってみたい/デジオみたくゆるい感じで/どうぞよろしくお願いします
リファレンス
Podcast Now!--まずここを読んでいただきたい。
デジオの宇宙色々--色々あります。