« 2005年01月 | メイン | 2005年03月 »

2005年02月

2005年02月27日

Umanori Radio Vol.9(2005-02-27)

うまのりラジオ第9回(mp3:7.8MB:32分49秒)

Podcasting用RSS--このURLをDoppleripodderなどのアグリゲーターに登録し設定すると、新しい放送がある場合は自動的に取り込んでくれます。

■スカイプ■yodaパーソナリティ■風邪■マスク■3部作■音楽の話をしよう■イエローマジック歌謡曲■アルファ商法■小池玉緒■スターボー■Ryu'sBar■テクノマジック歌謡曲■B級■EPO-清水信之■太田裕美■義務■おすすめの一曲■ご意見ご感想お待ちしております

リファレンス
Tleilaxu - Indisguise (Unfoundsound)--ACOWOより。2曲目の「Strange Playground」がmanolinおすすめの一曲
Give me up(試聴)--安良城紅オフィシャルサイトより。yodaおすすめの一曲

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 18:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月25日

ニュー・オーダーが日本語詞に初挑戦!

http://wmg.jp/neworder/krafty.html

私がミスして消してしまったうまのりラジオ第7回後半の最後に、二人で互いのおすすめの一曲を紹介しあうというコーナーをやった。その時私が紹介したのが、ニューオーダーの新曲「krafty」だった。朴訥としたリズムに高音ベース、ヘタウマという表現しかみつからないギター、相変わらず人差し指1本で弾けるキーボードソロ。それらが哀愁漂うきれいなメロディを奏で、思わず引き込まれてしまうという魔術。どんよりとした曇り空から時折差し込む美しい日光のような奇妙な清らかさ、そんなニューオーダーがついに帰ってきた。というようなことを興奮しながらしゃべったように思う。

しかし、やってしまった。アジアンなんとかの人が問題なのではない。何気ないアイデアを実現させてしまったワーナージャパンが悪いのだ。過去に日本語詩を歌ったミュージシャンのことが頭をよぎらなかったのだろうか。崇高と滑稽は紙一重だ。そのギリギリのところで崇高だったニューオーダーの世界が、バーナード・サムナーの歌う日本語でガラガラと崩れていくのが今から見える。勘弁してくれ頼むから。

ただ、そのようなことがあろうとも、「krafty」はいい。イントロだけでお茶碗3杯はいける。今は45秒の試聴ファイルしかないのが残念だが、機会があればぜひ曲の頭から聴いていただきたい。

ニューオーダー最新情報(試聴ファイルリンクあり)

  投稿者 manolin : 01:33 | コメント (0) | トラックバック

適当なmp3プレーヤーでいろいろ聞いてみる

ポッドキャスティングについて何も知らなかったころ、ipodじゃないと出来ない何かがあるのだろうかと思っておりました。実際は音声ファイル自体に何の仕掛けもしていないので、mp3プレーヤーであれば再生は可能です。とはいえ試したことがなかったので、安いプレーヤーで聞けるのであればどんなプレーヤーでも聞けるのではないかと勝手に予想を立て、ざっと見て一番安かった2980円のmp3プレーヤーを買っていろんな番組を聞いてみました。

結果は全て無事に再生できました。ただ一部のファイルで今まで聞いたことのないノイズが乗ってしまいました。そのファイルに共通するのは、サンプリング周波数が22kHZ以下ということです。これはこのプレーヤー固有の現象なのかもしれません。ちなみに機種名は台湾製のDigitBallといいます。説明機種を読んでみると対応ビットレートが32kbpsからと書いてあるので、試しに24kbpsのファイルを読ませてみたら問題なく再生できました。ちょっとよくわかりません。

他のプレーヤーの対応ビットレートはどんなものだろうとamazonでメーカーごとに一番売れている機種を調べてみると

Apple iPod 20GB M9282 32k-320k
iRiver iFP-799 8k-320k
Rio SU-10 16k-320k
Creative MuVo2 FM 5GB 32k-320k

でした。32kbps以下に落とすと、聞けないプレーヤーが出てくる可能性があるようです。ファイルサイズとの兼ね合いにもなりますが、ビットレートやサンプリング周波数は落としすぎると問題が発生しやすくなるようなので注意が必要です。

[ポッドキャスティング]  投稿者 manolin : 00:11 | コメント (0)

2005年02月23日

Umanori Radio Vol.8(2005-02-23)

うまのりラジオ第8回(mp3:4.0MB:17分28秒)

Podcasting用RSS--このURLをDoppleripodderなどのアグリゲーターに登録し設定すると、新しい放送がある場合は自動的に取り込んでくれます。

■申し訳ありません■前回放送の第2部を消してしまいました■反省しています■ライブドア所信表明の動画■有線放送電話■田舎にあった■お悔やみの放送■葬儀を地域が取り仕切る■田舎の人間関係■今でも重要な情報■ヤフーと地方紙■ニッチに強い■田舎の有線放送電話に手を出すというのはいかがか■マスコミ報道■ニッポン放送に対するビジョン■ご意見ご感想お待ちしています

リファレンス
ヤフーと地方紙--ネットは新聞を殺すのかblogより。放送中に記事の一部を引用しました。
2/20(日) ネットシネマとかネットラジオとか。--livedoor 社長日記より。放送中に記事の一部を引用しました。

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 20:53 | コメント (2)

2005年02月21日

著作権を勉強する--私的複製

こうやってサイトを立ち上げて何か書いたり、ネットラジオをやったりするという時に、どうしても避けて通れないのが著作権。普段それほど気にしないでやっていることが実は著作権侵害だったということがあったりします。私も一応著作権を簡単にお勉強しましたが、それでも個々のケースでそれが著作権侵害か否かと問われると判断できないケースがたくさんあります。というわけで、ちょっとお勉強をしようかと文化庁のサイトを見ていたら面白いものがありました。

クリックするたびに著作権がわかる!楽しみながら学べる学習ソフト

ソフトには小学生用と中学生用があります。私向きです。早速ダウンロードしてやってみました。両方とも40問の質問に4択で答えます。全体的に小学生用のほうがとっつきにくくて難しいという印象を受けました。間違えたものも何問かありました。まあ、給食時間中の「お昼の放送」で音楽を流す場合は許諾を得なければならないか等という設問は、私にはあまり関係ないから間違えてもいいかなと思います(とても悔しいです)。

少々気になるところもありました。設問を引用します。

他人にあげるために、市販のCDを作者に無断でMDに録音することについて、正しいのは次のどれ?
1.お金をもらわなければ作者に無断で録音してもよい
2.自分が買ったCDなら作者に無断で録音してもよい
3.MDやCD-Rのようなデジタル録音以外なら、作者に無断で録音してもよい
4.作者に無断で録音してはいけない

これの正解は4です。
自分や家族など限られた範囲で楽しむ以外で、市販の音楽CDなど著作物をコピーする場合は、作者の許可を得なければいけません

という解説がつきます。この設問ではクラスメートを「他人」と定義しているように見受けられます。著作権法第30条では、私的複製の範囲を「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲」と定義していますが、たとえば中学生にとってクラスメートに音楽をコピーしてあげるのが私的複製の範囲に入らないのなら、「その他これに準ずる限られた範囲」はいったいどういう範囲なのでしょう。

文部科学省が2005年1月24日に出した「著作権法に関する今後の検討課題」には「私的使用目的の複製の見直し」という項目があります。

「文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約」第9条第2項や「著作権に関する世界知的所有権機関条約」第10条では、著作物の通常の利用を妨げず、かつ、著作者の正当な利益を不当に害しない場合には、権利制限が可能とされている。このような条約上の制約や私的使用目的の複製の実態を踏まえて、認められる範囲の明確化など、私的使用目的の複製の見直しに関して検討する。

そうです。しかし、文化庁的には範囲の明確化についての結論が出ているようですね。

私が学生のころ、友達とよくレコードやCDの貸し借りをしていました。借りてみていいなと思ったものは必ずダビングしました。これから先は「著作権侵害」になるのでしょうか。また、好きな人のために「マイベストセレクションカセットテープ」を作ってあげるような行為もダメなのでしょうか。

昨年著作権法を改定してまで行われた「還流防止措置」ですが、現在あまり利用されていないようです。まだ評価は早いかもしれませんが、何のためにすったもんだやったのかよくわかりません。著作権の今後を検討していただくのはいいことだと思いますが、やるのであればきっちりと効果が出て、音楽産業の人やリスナーみんなに「やってよかった」と言われるような改定であってもらいたいものです。

[著作権]  投稿者 manolin : 23:09 | コメント (6) | トラックバック

2005年02月20日

Umanori Radio Vol.7(2005-02-20)

うまのりラジオ第7回(mp3:6.4MB:26分42秒)

Podcasting用RSS--このURLをipodderなどに登録できます

※※今回は収録時間が長すぎたため、編集して2部構成としました。そのため今回の放送はいきなり終わります。ご了承ください。

■スカイプキャスティング■ゲストはyodaさん■ドイツから突然コンタクトが■イッヒイッヒ詐欺!?((c)タクヤ)■Seesaaがpodcasting対応■著作権侵害の問題■ライコスマイブロードキャスター■著作権の問題で終了■アフィリエイト標準装備■アフィリエイト収入を使って著作権料、楽曲使用料を支払えるシステムが出来たら…■JASRAC■ダウンロードとストリーミング■podcastはダウンロード■料金額の問題■ASCAPはどうか■過去放送の積み重ね■podcastingの未来とJASRACの徴収方法は合わないのでは?■ご意見ご感想お待ちしています

リファレンス
インターネット配信使用料早見表--JASRACのサイトより。非商用配信の場合、ストリーミングは10曲で年額1万円。10曲以上でも1万円。ダウンロードは10曲1万円。でも以後10曲まで毎に1万円加算。つまり20曲だと2万円に。
東京大仏TV--インターネット個人TV放送。毎週日曜夜10時から生放送。

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 13:22 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月18日

Seesaaがpodcasting対応に

http://podcast.seesaa.net/

SeesaaBLOGがポッドキャステイングを使ったサービスを開始しました。RSS2.0を出力する設定にすれば、自分の記事を自動的ににスピーチシンセを使って音声に変換したものをポッドキャストできる状態にしてくれるそうです。

試してみましたが、単にRSSの文章部分をスピーチシンセで読み上げているというだけなのでちょっと面白みに欠けるし、声のトーンに変化が無く、スピードも速いのでしゃべっていることが頭に入ってこない印象を受けました。例えばスピーチシンセの声色やしゃべるスピードを好きなように選べるとかすれば、メリハリがついて少しは聞きやすくなるのではないかと思います。そしてもう一つ問題なのが、MP3ファイルにタグ情報が一切ないため(ファイル名は謎の数字)どこの誰の記事が読み上げられているのかさっぱりわからないこと。これではせっかくのサービスもそのサイトのアクセス数増加につながりません。現状のサービスでは、面白がってやる人以外に「使いたい」と思う人は少ないんじゃないかなと思います。せっかくの新たな試みなので、さらなるバージョンアップを期待しています。

ただ、MP3ファイルをアップできるそうなので、後でポッドキャストできるかどうかテストしてみようと思います。もしうまくいったら、ポッドキャスティングをやってみようと思ったけど、RSSとかがよくわからなくて挫折したという方におすすめできるかもしれません。

---追記
Seesaaのアカウントを取ってテストファイルをアップしてみました。http://manolin.seesaa.net/です。多分うまくいったと思います。

簡単です。シーサーの解説サイトを読んだだけでここまで出来ました。簡単デジオツールが新規募集をしていない現在、ポッドキャスティングが簡単にできるブログサービスはここだけなのではないでしょうか。

[ポッドキャスティング]  投稿者 manolin : 15:11 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月17日

Umanori Radio Vol.6(2005-02-17)

うまのりラジオ第6回(mp3:2.3MB:9分48秒)

Podcasting用RSS--このURLをipodderなどに登録できます

■地震は嫌い■iPodShuffle■敢えて我慢■今年の目標「知らない->聞く」■曲情報が出ない■神足祐司のブログ■ご意見ご感想お待ちしております

リファレンス
ひどい事件がおきましたね--こーたりんの日々是事件!より。iPodShuffle、音楽の楽しさを伝える素晴らしいエッセイだと思います。

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 00:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月15日

インターネットラジオ局radio.gsがオープン

うまのりラジオでも紹介したMOKRadioは、実はradio.gsというインターネットラジオ局の一番組でした。このたびradio.gsのサイトがオープンし、その全貌が明らかになりました。

特筆すべきは許諾を得たレコード会社、レコードレーベルの数。著作隣接権を管理する団体がないため、個別に許諾を得るしか方法が無い中、radio.gsは地道に放送の許諾を取りつづけてきました。その努力には頭が下がります。

従来の放送に加え、19日からは黒沢秀樹、RIDE on BABYの新番組がスタートします。番組の数はこれからさらに増えるとか。楽しいおしゃべりと素晴らしい音楽、そんなネットラジオ番組がどんどん増えていったらどんなに楽しいことだろうと思います。まずは18日の夜24時から、ミュージックマシーンのタクヤさんがパーソナリティのラジオマシーンが放送されます。前回放送ではボ・ガンボスのライブテイク(もちろん許諾済み)が放送されて、私のようなおじさんはものすごくしみました。今回は何をかけてくれるのか楽しみです。みなさんもネットサーフィンのおともにネットラジオ、いかがですか。

[ネットラジオ]  投稿者 manolin : 23:45 | コメント (0) | トラックバック

VolvoがPodcasting番組のスポンサーに

AutoblogのPodcast:Vovloがスポンサー(Ad Innovator)
VolvoがPodcastingのスポンサーに(Podcast Now!)より

Autoblogがはじめた「Autoblog Podcast」のスポンサーに、自動車メーカーのボルボが名乗りをあげた。放送を聞いてみると、冒頭にパーソナリティがボルボの新車の宣伝をしていた。ラジオで流れるようなCMを番組の途中につけるのかなと思ったが、それは権利関係で面倒なことになるのかもしれない。意外にあっさりとしたもんだなと思った。

いわゆるインターネットラジオに、こういう大きな会社がスポンサーについたという話は聞いたことが無い。ネットラジオサイトの多くはアフィリエイト系のバナー広告を貼ったりしている。Live365はプレーヤーが立ち上がる前に広告が流れるが、現在は自社の宣伝だ。過去にマイクロソフトのウィンドウズメディアプレーヤー10や映画の広告が流れたことがあったが、あまり長続きしなかった。

なんだかあっさりとポッドキャスティングがネットラジオを追い越してしまったなあと思う。ブログやiPodのような注目されているものに上手にリンクしていることもあるけれど、このスピードにはびっくりだ。ポッドキャスティングは優れている点がたくさんあるけれど、最終的には当たり前だがコンテンツ勝負になってくると思うので、中身が伴わないまま大きくなってしまわないかと少し不安もある。それでも追い風になるのは間違いない。

興味深かったのは、このブログはWeblogs,Incのメンバーだということ。Weblogs, Incについてはnikkei.bpに詳しい説明が載っている記事がある(リンクは問い合わせなければいけないそうなのでしません)ので、探して読んでいただければと思うが、このブログはどうも二人のブロガーが記事を書き、広告営業などをWeblogs,Incが行っているようだ。この放送のパーソナリティがコメント欄で自分は広告には関与していないと書いているので、どういうことだろうと調べてみたところ、このWeblogs, Incのシステムにたどりついた。ブロガーは記事の執筆に集中し、営業のプロが広告主を見つけてくるスタイルで、今回のような大きな成果が上げられたのは興味深い。これからは「プロ」のブロガーが活躍する時代になってくるのだろうか。

[ポッドキャスティング]  投稿者 manolin : 22:12 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月13日

Umanori Radio Vol.5(2005-02-13)

うまのりラジオ第5回(mp3:6.0MB:25分17秒)

Podcasting用RSS--このURLをipodderなどに登録できます

■スカイプキャスティング■ゲストはyodaさん■反省会■頑張っていかないといけない■切込隊長の個人放送の問題の指摘■検索性■情報の薄さ■個人放送のアクセス数■podcasting技術への期待■スゴ録的■インターネット放送徒然草■動機付け■久米宏をネットラジオに■アメリカの話■キラーコンテンツはやっぱり■ご意見ご感想お待ちしております

リファレンス
ライブドアには頑張って欲しい--インターネット放送徒然草より。放送内で記事の一部を引用しました。
Could "The O'Franken Factor" be internetradio's Berle?--Radio And Internet Newsletterより。放送内で紹介した「アメリカで人気コメディアンが新番組をはじめ、それ聞きたさにネット放送にアクセスが殺到した話」のネタ元。

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 13:48 | コメント (5) | トラックバック

2005年02月10日

Umanori Radio Vol.4(2005-02-10)

うまのりラジオ第4回(mp3:2.7MB:12分3秒)

Podcasting用RSS--このURLをipodderなどに登録できます

■おすすめネットラジオ■MOK Radio■JASRACとSound Exchange■洋楽が聴ける、許諾を受けた邦楽も聴ける■パーソナリティ3人のトークも楽しい■ホルモンライダーのラジオ道■関西弁■深い笑い■検索性■ご意見ご感想お待ちしております

リファレンス
MOK Radio--2月11日24時よりオンエア。ゲストは大塚幸代さん。Plus-Tech Squeeze Boxの未発表新曲が聴けるとか聴けないとか!?
ホルモンライダーのラジオ道--ハマります。

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 17:35 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月08日

ライブドアがニッポン放送の株式を取得

うまのりラジオの第2回でライブドアねとらじについてしゃべったが、もうちょっと突っ込んだ話がしておきたいと思っていた。そうしたらでかいニュースが飛び込んできて考えていたことが全部吹っ飛んでいってしまった。

ライブドア、ニッポン放送の35%の株式を取得!――筆頭株主に(ASCII24)
今回のライブドアの行動はラジオ局を支配下に収めることだけでなく、様々なことがおまけとして(むしろそちらのほうが主たる狙いなのかもしれない)くっついてくるが、ここでは放送事業と私が問題意識を持っている音楽に絞って話を進めたい。

ラジオとインターネットの融合を考えた時に、ラジオ局と提携するよりは筆頭株主になって融合策を進めた方が圧倒的に速いだろう。ストリーミング技術の発達やブロードバンドの普及によって、インターネット上での「放送」の下地は出来てきたが、放送局側はインターネットを積極的に利用してはこなかった。それを見ていたライブドアが、提携を申し込むよりは買ってしまえと思ったのは理解できる。

今回の出来事は、私個人は単純に面白そうだと思った。しかし今後のことを考えると二つほど引っかかるところがある。一つは「放送」と「通信」だ。たとえば、現在日本の地上波ラジオ局でオンエアされている放送をそのままインターネットラジオとして配信しているところはほとんどない。なぜならインターネットで曲が流せないからだ。日本の著作権法では、大まかに言って放送局が電波に乗せて発信しているのは「放送」、インターネットで配信するのは「通信」として区別されている。そして「放送」では、誰の何の曲をかけても事前に許可を取らず、事後に利用料を払えばいいのに対して、「通信」は曲をかける前にレコード製作者から許可をもらわなければならないとされているのだ。ライブドアは「情報のデジタル化とブロードバンド化により、放送と通信の境界線が無くなる」と打ち出している。それは技術的にはもう正しいというレベルに到達した。しかし、最後に残る法律の壁をどう崩すのだろう。

放送と通信については、つい最近議論がされたばかりである。
Webキャスト放送は“放送機関”か?――文化庁、著作権分科会国際小委員会を開催(IT media)
「2000~3000人のアクセスでパンクするかもしれないWebキャスト放送局と、何十万人、何百万人を相手にする放送局に同じ権利や義務を与えるのはおかしい」「欧州と米国で温度差があるなど、IPマルチキャスト放送の普及度合いはまちまち。“新しい放送スタイル”がこれから育つことを視野に入れた議論を望みたい」といったのんびりとした議論を待てるか、それとも思い切ってレコード会社を買収してしまったりライブドアレコードを立ち上げてミュージシャンをバンバン引き抜くか(それをやったらすごいなあ)、いずれにせよもう一つ二つのビッグサプライズを期待したい。

ただ、音楽が流せなくとも、ニュースもあるし、野球中継や競馬中継など、ライブドアの他の事業と密接に結びつきそうなコンテンツもたくさんあるので、いずれにせよこの融合でラジオとネットラジオが面白いことになっていきそうな予感は十分にある。

もう一つ引っかかることは「コンテンツへの課金がより日常化していく 」というところだ。2005年1月31日の社長日記にこのような記述がある。「これからはブロードキャストの時代ではない、ユーザアカウントを取ってこそなんぼの時代であると思う」。これを読んだ時に意図するところがちょっと理解できなかったが、こうなってみるとなるほどなと思う。例えば人気番組の過去放送をアーカイブ化して売るとか、ペイパービュー番組を制作するとか、色々な可能性があるだろう。

インターネットラジオにおいて日本のはるか先をいくアメリカでも、インターネットラジオでは地上波ラジオのようには広告が集まらないらしい。インターネットラジオではないけれど、最近普及率が伸びているサテライトラジオでは、1ヶ月約10ドルと有料制になっている。そのかわり、CMが一切入らない高音質の番組を提供している。IT mediaの記事では「広告に頼った従来のモデルは必ず崩れる」という堀江社長の発言が載っている。崩れるかどうかはわからないが、広告を集めたりというようなことはスピードを殺してしまうという判断なのだろう。それも間違っているとは思わない。

ただ、単純な希望として、「ラジオはタダ」であってほしいと思っている。全てとは言わない。例えばニュースなどの公共性が高いものに関しては誰でもすぐアクセスできる自由さを無くさないでほしい。そのあたりのバランスをちょうどいいところでまとめてもらいたい。そうすれば株主の皆様以外にも喜ぶ人がたくさんでるでしょう。

本当はライブドアねとらじを見てふとライコスマイブロードキャスターを思い出したので、その話をしようとしたのですが、後日また改めて。

[ネットラジオ]  投稿者 manolin : 23:37 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月07日

Umanori Radio Vol.3(2005-02-07)

うまのりラジオ第3回(mp3:4.4MB:18分30秒)

Podcasting用RSS--このURLをipodderなどに登録できます

■ゲストはyodaさん■Skype使ってます■昔聞いていたラジオ■ヤングタウン■RCCは野球中継■サウンドストリートやオールナイトニッポン■共通の話題に■最近聞いてる?■ラジオの聴取率は全体的に下がっているらしい■この話続きます

リファレンス
Skype--バッファローのサイト。スカイプの詳しい説明があります

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 13:52

2005年02月06日

Umanori Radio Vol.2(2005-02-06)

うまのりラジオ第2回(mp3:2.5MB:10分18秒)

Podcasting用RSS--このURLをipodderなどに登録できます

■いつもなら文章で書くネタをしゃべってみる■ねとらじリニューアル■生放送、掲示板やチャットでリスナーとパーソナリティがコミュニケーションを取るねとらじスタイル■社長日記に言及が■podcastingに対応予定■地上波ラジオ局と提携■URLがladio?■ねとらじへの敬意■私は好印象■ご意見ご感想お待ちしております

リファレンス
livedoor ねとらじ--リニューアルしました
livedoor 社長日記2/4(金) 新規サイトが多数オープン。--堀江社長がねとらじに言及してます

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 16:12 | コメント (2) | トラックバック

2005年02月05日

Umanori Radio Vol.1(2005-02-05)

うまのりラジオ第1回(mp3:3.0MB:12分44秒)

Podcasting用RSS--このURLをipodderなどに登録できます

■はじめまして■自己、サイト紹介■ネットラジオが面白い■音楽熱再発■日本のネットラジオで日本の曲がかからない■海外と日本の現状■もったいない■ポッドキャスティングとともに、日本のネットラジオも活気づけばいいな■この番組を通じて色々考えていきたい■でもゆるい話もしたい■ご意見ご感想お待ちしております

リファレンス
BBC(Radio)--イギリス国営放送。全番組をインターネットでも配信。日本もこうだったらいいのに。

[うまのりラジオ]  投稿者 manolin : 03:22 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月01日

ポッドキャスティング(公開する設定編)

さて、今度はこのサイトのRSSをポッドキャスティングに対応させてみます。その方法はいくつかありました。その中で私が1回で成功したのはOTO-NETAさんが「試してみようPodcast!」で紹介していたMT-EnclosuresというMT用のプラグインを使った方法でした。

RSSについては私もよく理解できていないので、あまり細かいことには触れられないのですが、
<enclosure url="http://MP3ファイルがあるURL" length="MP3ファイルの容量" type="audio/mpeg" />(<>は全角にしています)
というようなタグがついていれば、iPodderなどがmp3ファイルを読み込んでくれるようです。

次回放送からはRSSのリンクもはり、manolinのネットラジオ(仮題)もいよいよポッドキャストデビューの予定です。

[ポッドキャスティング]  投稿者 manolin : 00:04 | コメント (0) | トラックバック